プロジェクトページ原稿(7)第1回プロジェクト合同調整委員会

2016年6月29日

プロジェクト進捗に関する活動予定の承認や定期的なレビュー、評価、意見交換の機会として合同調整委員会(JCC)を設置し、第一回の協議を開催しました。

JCCの議長は、プロジェクトダイレクターであるレシュミ局長。またネパール側の委員会のメンバーとしては、地方開発調整課(旧LBSS)課長、同省LGCDP II国家プログラムマネジャー、同省ジェンダー及び社会的包摂(Gender Equality and Social Inclusion:GESI)課担当課長、その他平和復興省の担当者から構成されます。JICAネパール事務所より佐久間所長以下担当官、またプロジェクト専門家が出席しました。議題となったのは、まずプロジェクトチームよりプロジェクト開始後6月までの活動進捗に基づき、プロジェクトデザインマトリクスの改訂を提案しました。プロジェクト・フェーズIIでは、カウンターパート省が「コミュニティ調停」を行政サービスの一環として理解し、ネパールの省のしくみ、制度、予算やスケジュールに沿った形で、コミュニティ調停サービスを全国展開する制度設計を行い、パイロット郡での試験実施をする、というカウンターパート省にとっても大きな目標が掲げられています。と同時にネパールでは新憲法(2015年9月発布)が掲げる新連邦制に沿った、地方自治体の大改編が計画されています。地方分権化への大きな変更を取り込みつつ、柔軟に全国展開を実施していくビジョンと戦略について、そしてプロジェクト終了(2017年)までの到達見込みについて、率直な議論が交わされました。