プロジェクト進捗レビュー会議の実施

2016年12月14日

本プロジェクトの進捗状況の確認と意見交換を行うプロジェクト進捗レビュー会議が2016年12月に開催されました。同会議は半年に1回開催されており、今回は3回目となります。ネパール側からはカウンターパート機関の連邦・地方開発省(MoFALD)のプロジェクト担当者や、ネパールの地方行政能力強化プログラムである「地方ガバナンス・コミュニティ開発プログラム」(LGCDP)担当者が参加しました。

同会議では、前回開催以降の6カ月間の進捗状況と今後の課題について意見が交換されました。プロジェクト側からは、過去6カ月間の主な成果として、コミュニティ調停ガイドライン策定のためのコンサルテーション会議やワークショップの開催、モラン・タナフ両郡の6村向けの調停人技術研修とコミュニティ調停センター開所式の支援、ドキュメンタリー・ビデオやニュースレター等の作成、マスタートレーナー上級研修のハンドブック開発等が説明されました。また、将来のコミュニティ調停の全国展開の基礎資料となるコミュニティ調停の全国マッピング作成状況等についても説明されました。

ネパール側からは、プロジェクトのこれまでのコミュニティ調停への支援への感謝が表明されました。また、先日のシンズリ・マホタリ両郡のコンサルテーション会議で課題として挙げられたソーシャル・モビライザー(生活改善普及員)らへの調停人技術研修や、全国75郡のうち50郡へのコミュニティ調停制度普及というLGCDPが掲げる目標達成の第一歩として郡行政官向けのオリエンテーション・プログラムの実施に関して、プロジェクト側の協力体制も含めた建設的な意見交換が行われました。