LGCDP-II(地方ガバナンス・コミュニティ開発プログラム・フェーズ2)実施郡に対するコミュニティ調停オリエンテーション

2017年2月27日

2017年2月23~24日、26~27日

現在ネパールで実施されているLGCDP-II(地方ガバナンス・コミュニティ開発プログラム・フェーズ2)では、対象50郡にてコミュニティ調停の導入を目指しています。その50郡を対象とし、全国3カ所(ブトワル・ビラトナガル・ネパールガンジ)に分けて各2日間のオリエンテーションを実施することとなりました。

同オリエンテーションの参加者は当初各DDC(郡開発委員会)のLDO(地方開発官)を想定していましたが、政府通達によりLDOは地方行政区改編作業の各郡の責任者として郡を離れることを原則禁止する措置が取られた為、カウンターパートである連邦・地方開発省との協議の結果、コミュニティ調停の実務により深く関わることになるPO(計画担当官)/SDO(地方開発担当官)を参加者とすることになりました。

そして、ブトワルで行われた第一回オリエンテーション(2017年2月23~24日)には15郡から15名、ビラトナガルで行われた第二回オリエンテーション(2017年2月26~27日)には17郡から17名の行政官が参加しました。オリエンテーションでは、コミュニティ調停に関する基礎概要から、調停法やナガルコット宣言に至るまで幅広い説明を行いました。オリエンテーション後半では、再編される地方行政体制のもとでコミュニティ調停を今後促進していくための計画について考えるグループワークを行い、今後のコミュニティ調停のあり方について考えを深めていきました。

一方、ネパールガンジで行われる予定であった第三回オリエンテーションは、地方公務員のストライキ等の問題や地方選挙の影響により、連邦・地方開発省側からの要請に基づき延期することとなりました。

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第1回オリエンテーション(ブトワル)

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第2回オリエンテーション(ビラトナガル)