シンズリ・マホタリ・モラン郡のソーシャル・モビライザー(生活改善普及員)らを対象とした調停人技術研修の実施

2017年3月14日

2017年3月7日~14日

コミュニティ調停実施ガイドラインでは、各VDC(村開発委員会)に臨時行政官として配属されてコミュニティ住民への行政サービス向上活動に従事するソーシャル・モビライザー(生活改善普及員)を、コミュニティ調停人に加えることが示されています。また、これまでのモラン・タナフ・ダヌシャ郡での経験から、ソーシャル・モビライザーの関与がコミュニティ調停センターの導入及び運営に様々な肯定的な影響をもたらすことが確認されていました。

一方で、同ガイドラインは先行プロジェクト後に定められたため、先行プロジェクトの優先的普及地域であったシンズリ・マホタリ両郡ではソーシャル・モビライザーがコミュニティ調停人に含まれていませんでした。このため、プロジェクト進捗レビュー会議(2016年12月)での協議の結果及び運営指導調査(2017年1月)での提言に基づき、先行プロジェクトでコミュニティ調停導入を支援したVDCのソーシャル・モビライザーを対象としたコミュニティ調停人技術研修を実施することとなりました。

2017年3月7日~14日の8日間、モラン郡ビラトナガル市にて、シンズリ郡から8名、マホタリ郡から10名、モラン郡から2名のソーシャル・モビライザーを含む合計30名の調停人候補者に対して、コミュニティ調停の基礎研修を行ないました。研修に参加したソーシャル・モビライザーらは、今後各々の地域でコミュニティ調停を主体的に推進し、地域の平和・調和の維持に貢献していくことが期待されます。

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基礎研修の講義の様子