プロジェクト終了時セミナーを開催しました

2021年2月24日

2月24日、これまでのプロジェクト活動の成果や経済センサスの結果について、ネパール政府の国家計画委員会やセンサスを実施した中央統計局、学者、政策立案や統計を担当する他の官庁職員、経済団体や国際機関職員にお声がけをし、活発な議論を交わす場を設けました。

開催形式は、前月の第6回プロジェクト合同調整委員会会議と同じく、オンライン会議システムを利用して開催しました。

セミナーは、西郷正道大使のご挨拶で始まり、ネパール側の発表者各位からは、日本の支援への感謝の言葉も述べられました。

人口センサスや農業センサスなど、センサスの実施経験の長いネパール中央統計局ですが、初めての取組みとして、インターネット回答(e-Census)やコンピューターを用いた面接調査手法(Computer Assisted Personal Interview、略称「CAPI」)の導入の経験が紹介されました。また、これらのICTを活用した新たな調査手法を積極的に導入したことや、充実した研修の実施など、周到な準備が、初めての経済センサスの成功につながったことも報告されました。

セミナーには、経済センサスを実施したネパール中央統計局の職員53名、その他のネパール政府関係が6名、学者1名、ネパールの経済団体6名、国際機関3名や日本側関係者ら総勢90名以上の方々が参加しました。