第4回プロジェクト合同調整委員会(JCC)を開催しました

2019年8月9日

8月9日に第4回プロジェクト合同調整委員会(JCC)が開催され、日本側は、在ネパール日本大使館やJICAネパール事務所、本プロジェクトの専門家らが会議に参加し、ネパール側も主なカウンターパート機関である産業省鉱山地質局をはじめとして、都市開発省都市開発建設局、トリブバン大学などの関係者が参加して、総勢49名の会議となりました。

プロジェクトの最高決定機関はJCC(Joint Coordination Committeeの略)と呼ばれ、日本語では、プロジェクト合同調整委員会と訳されます。
本プロジェクトでは基本的に1年に1度JCCを開催し、過去1年間のプロジェクト活動の進捗を日本側とネパール側で共有し、プロジェクトの目標を確認するとともに、次の1年間の活動内容についても合意する会議となっています。またプロジェクト実施中に直面した様々な課題に対する方針についても、一同が揃うこの場で同意することも重要な目的の一つです。

今回のJCCでは、プロジェクトを構成する5つのグループが、それぞれにこれまでの進捗を発表した後、この1年間の活動の中で、両国側で懸念事項となっていた議題の話し合いも行われました。
今後の研修実施予定を含む、プロジェクト終了までの大まかなスケジュールについて等、全ての議題を持ち越すことなく、その場で迅速に合意するなど、本プロジェクトのチームワークの良さを感じさせる会議となりました。

プロジェクト期間も残すところ2年弱となりました。調査研究に必要な機材や観測点の設置など、研究の足固め期間を終えて、いよいよ本格的なデータ収集から分析のフェーズに入ってきています。またそれら分析結果を踏まえた地震災害軽減のための提言も今後の活動の柱の1つとなっています。

新しいフェーズを迎えるにあたり、プロジェクト関係者一同気持ちを新たにして、この1年も活動にまい進していきます。

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各グループの活動報告の様子

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課題について議論をし、結論に導いていく日本人専門家(写真中央)

【画像】最後に参加者で集合写真