カラソ保健管区とマサヤ保健管区がチョンタレス保健管区を訪問し、意見交換会を実施

2022年11月30日

プロジェクトで母子保健サービス強化に取り組んでいるカラソ保健管区とマサヤ保健管区の8つのパイロット市保健管区支所が、「チョンタレス保健管区およびセラヤ・セントラル保健管区における母と子どもの健康プロジェクト」で、同じ母子保健サービス強化に取り組み、期待された成果を達成した、チョンタレス保健管区のアコヤパ市保健管区支所を訪ねて、実際の活動の視察と意見交換を行う機会を設けました。訪問先の日常業務への支障が最低限で済むよう、利用者が比較的少ない水曜日(11月23日)に、まずカラソ保健管区とパイロット市保健管区支所の保健サービス担当者、教育担当者等13名がマイクロバスでアコヤパ市保健管区支所を訪問しました。翌週30日の水曜日には、マサヤ保健管区のチームが同様にアコヤパ市保健管区支所を訪れました。アコヤパ市保健管区支所長は、管轄地域の地理や人口を始め主要な健康問題等、地域の特徴を説明し、実施している地域保健活動について写真を多用して紹介しました。その後、保健セクターの一つを視察し、地域保健活動におけるコミュニティ・ネットワークの役割や具体的な動きについて、そこに参加している住民から実際の話を聞きながら理解を深める機会になりました。

アコヤパ市支所長は「自分たちは、家庭・地域保健チームの活動ガイドブックが、まだ作成されていない中、手探りでプライマリ・ヘルス・ケアに取り組んできました。モニタリングを行うと活動評価表には、実施できていないことを示す赤い欄が並び、途方に暮れました。今、ガイドブックが整備された状態で、活動を開始したカラソとマサヤの皆さんがうらやましく、焦りも感じています。でも、先に進んでいる者として、努力を止めることはないので、決して皆さんに追いつかれることはないでしょう」と笑顔で発言すると、カラソとマサヤからの参加者たちは「たしかに今、我々の活動評価表は赤く塗りつぶされて途方に暮れていますが、先輩の経験を活用しつくして、必ず追いつき追い越します」と宣言しました。

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アコヤパ市保健管区支所長からの説明

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保健セクター視察

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カラソ保健管区チーム集合写真