保健省が各保健管区(県)レベルの母子保健研修ファシリテーター養成研修を実施

2022年12月25日

家庭・地域保健モデル強化手法(母子保健)の最初のステップとして、保健省による県レベルの母子保健研修ファシリテーター養成研修が、保健省の講堂において12月1、2日に実施されました。保健省の家庭・地域保健モデル課の課長と母子保健委員会のメンバー4名そしてチョンタレス保健管区の母子保健研修ファシリテーター2名が、今回の研修で講師を務めました。

研修の導入部分で、ファシリテーターの役割と伝達型研修の進め方等を確認したのち、妊産婦ケア、妊娠合併症、新生児ケア等、母子保健サービスに必要な基礎知識とともに、プライマリ・ヘルス・ケアを展開する上で、母子保健だけでなく、全ての分野で共通して必要となる、家庭・地域保健チームの基本的な13項目の活動、感染症予防、患者の緊急搬送、ヘルスプロモーションなどの講義が行われました。今回の受講者は協力対象である4つの保健管区に設立された母子保健委員会メンバーで、今後、市保健管区支所のファシリテーター養成研修で講師を務める16名です。参加者には、研修テキスト(印刷版とデジタル版)のほか、研修プログラムと各テーマの事前・事後テスト、その他教材が配布されました。参加者からは、「講義の前のテストで、自分に足りない知識のポイントが明確になり、講義後のテストで理解の確認ができたことがよかった」「講義内容は盛りだくさんだったが、手元にテキストがあることで、今後、業務中に手順や記録で迷ったときに、細かいところをいつでも確認することができ、講師の説明を思い出すことができる」などの声が寄せられました。

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研修会場の様子