参加型流域管理の先進地である中米パナマにおける第三国研修

2017年2月28日

JICAは国家電力公社(ANDE)とイグアス湖流域管理体制強化プロジェクトを実施しています。

先月、プロジェクトのカウンターパート2名が、参加型流域管理の先進地である中米パナマで実施された研修に参加しました。

研修期間は3週間程度でしたが、研修員たちは、先進地の取り組みを通じて「活動は大規模に始めるよりも、良質なパイロット村落での成功事例を作ることで、住民の主体性を持たせることが重要である」こと、「先進地の流域管理委員会が実施している活動を視察し、現在自分たちが取り組んでいる活動、そして今後の活動に非常に参考になることを学んだ」と発表会にてプロジェクトメンバーに報告・共有しました。

「科学的な活動を推進するために、教育機関と連携する」、「市民との活動内容をさらに充実させるために、新規オリジナルのプログラムを作る」、「広く一般を対象にしたセミナーを開催する」など、彼らの仕事に対する情熱にあふれた報告会でした。

プロジェクトは、2017年7月に終了予定ですが、プロジェクト終了後の自立発展性に向けて、研修員及びカウンターパートの自発的なイニシアティブをサポートして行く考えです。

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パラグアイ電力公社での研修発表会

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有意義な研修を振り返って語り合う、研修員