高感度分析機器の供与:-残留農薬の更なる分析能力向上に向けて-

2019年10月8日

2019年10月7日、国立植物・種子品質・防疫機構(SENAVE)研究所にて、農作物中の残留農薬における検出分析に使用される液体クロマトグラフィータンデム質量分析装置(LC-MS/MS)の機材供与式が実施されました。

本機材はINOPARプロジェクトの枠組みにおいて供与されるもので、SENAVE研究所の検査能力が強化され、サービスの向上につながります。また、分析件数の大幅な増加が見込まれる他、新たな検査方法の開発も可能となります。現在、プロジェクトの主な対象農作物はゴマですが、同様の取り組みをバナナなど他の農作物へと展開し、安全性確保に向けた取り組みを継続していく予定です。

なお、供与式には、農牧省フリードマン大臣、SENAVEのゴンザレス総裁、パラグアイ農業技術院(IPTA)エステチェ総裁、農業金融公庫(CAH)セリーニ総裁、JICA事務所米崎所長他、プロジェクト関係者の出席がありました。

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JICAパラグアイ事務所 米崎所長のスピーチ。

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JICA米崎所長、フリードマン農牧大臣、ゴンザレスSENAVE総裁。

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供与された液体クロマトグラフィータンデム質量分析装置(LC-MS/MS)。