本邦研修「残留農薬分析技術」実施

2020年1月31日

2020年1月14日から1月24日までの約2週間、本プロジェクトのカウンターパートである国立植物・種子品質・検疫機構(SENAVE)研究所検査官1名が日本を訪問し、厚生労働省のご協力の下、「残留農薬分析技術」研修を受講しました。

本プロジェクトにおいては、これまで日本から残留農薬分析に係る短期専門家を招聘し、SENAVE研究所において研修を積み重ねてきましたが、今回の本邦研修により、SENAVEの検査官が日本における残留農薬の分析手技や最新の解析能力を身につけることにより、さらなる検査能力の向上につながることが期待されます。

研修は、神戸検疫所の輸入食品・検疫検査センターにて実施されました。また、研修期間中、本プロジェクトにて供与した最新の質量分析装置(LC/MSMS)製造元である島津製作所も訪問し、分析講習会を受講する機会を得ました。

現在、パラグアイにおいては今シーズンのゴマ収穫が始まっておりますが、本研修を受講したカウンターパートが中心となって、日本に輸出されるゴマ等の検査を行うことになります。また、2020年2月には、今回の研修元である神戸研修指導を行った検査官1名を短期専門家として招き、SENAVE研修における残留農薬検査体制の更なる整備を行う計画です。

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神戸検疫所にて説明を受けるカウンターパート。

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神戸検疫所にて研修実習を行うカウンターパート。

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島津製作所にて研修を受けるカウンターパート。