農薬使用に係る指導動画の撮影

2021年4月1日

現在のコロナ禍において、ゴマ農家に対する農薬に関する対面指導が難しくなっている状況を踏まえ、指導用の動画を制作するべく3月8日から12日にかけて、チャコ地方及びサンペドロでの撮影を敢行しました。

動画の目的は、農家の方々が見て農薬の取り扱い方や、使用上の注意点、また間違った取り扱いなどがより具体的でわかりやすいよう、実際に操作する場面などを収録、編集して啓発に役立てることであり、撮影は農薬の散布風景を収録できるチャコ地方のIPTA圃場、サンペドロのチョレ圃場、周辺の農家や集荷業者の保管場所及び農薬販売店などで収録しました。

撮影のポイントは、農薬が与える人の健康への影響の回避(農薬散布の作業において適正な服装など)、散布用の農薬溶液の調製方法(農薬液の希釈方法が段階を追ってわかるように)、農薬の散布方法と飛散防止(適切な散布の仕方をゴマ畑において実際に実演)、農薬溶液を散布した後の取り扱い方(散布後の容器の洗浄方法や散布後の衣服の着替えなど)、農薬の保管や使用の管理方法、容器の廃棄(農薬の保管場所に施錠、GAPに沿った記録のほか農薬の空容器に穴をあけて再利用できないようにする)、ゴマの収穫段階と収穫後における取り扱い方(適切な脱穀場所やゴマの保管場所のほか、集荷業者から配布される新しいゴマ用の袋を使用。特に注意を促すため、かずらの周辺で農薬を使用する良くない事例)、集荷業者における適切なゴマの保管(適切な保管と不適切な保管の状態を対比)などが挙げられます。

今後、音声や新たに必要となる場面の収録と編集作業を行い、指導用動画として完成させる予定としています。

動画撮影風景

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