DICAO表敬

2021年4月1日

3月16日、SENAVEの元総裁で現在DICAO(SENAVE品質・安全・有機農業局)局長のGriciuk氏を表敬訪問しました。Leticia Soria課長も会議に同席し、現状や課題・改善策について協議を行いました。冒頭、遠藤CAより、新検査棟の建設が急がれている状況で、検討中の図面についても引き続きアドバイスを行いたいとのコメントがありました。局長は、新検査棟の建設も重要だが検査を行う優秀な人材の確保が最も重要だと述べ、人員の補充と確保については、CAからもSENAVE総裁に強く求めてほしいとの要望があり、CAも了承しました。

作物残留試験についてはCAより、現在3回目だが、年々手法については改善されており、プロジェクト終了後も継続を期待したいとのコメントがありました。局長もバナナやパイナップルの同試験にも応用できるようにしたいとし、また、プロジェクトの活動において、クロルピリホスなど試験の結果を基にデータをCODEXに提出するなどしたいとしています。

4月から編集作業に移る農家指導用動画については、局長から、完成後の普及方法はWhatsappが最も効果的ではないかとの意見があり、その他ラジオスポットで音声だけ流したりアクセス先を案内したりするのも良い方法で、集荷人を通しての普及も効果的ではとのコメントがありました。

また、ゴマの流通に係るトレーサビリティのテーマについて意見交換を交わし、CAから、問題の原因と解決策を探るためにも重要なツールであるため、農家等関係者にもあまり負担のかからない簡単な仕組みを考えたいとの問題提起に対し、局長からは、輸出業者や大規模な集荷業者から意見を聴取し、地区レベルでのトレーサビリティを試験的に実施するのが良いのではとのコメントがあり、CAも同意しました。

3月25日には局長がプロジェクト事務所を訪れ、来年度の必要機材やバナナの作物残留試験、研究所の検査体制強化やトレーサビリティ、さらに本邦・第三国研修、短期専門家などについて協議を行いました。

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DICAOでの協議

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DICAOでの協議

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プロジェクト事務所での協議