農牧大臣表敬訪問

2021年4月1日

3月22日、JICA事務所の福井所長にも同行いただきSENAVE総裁及び農牧省企画総局長も出席の中、Bertoni農牧大臣を表敬訪問しました。大臣から歓迎の言葉と日本の支援に対する謝意に続いて、ゴマの生産量も伸びており今後の輸出増を見据えて質の安定が重要、そのための人材の育成が大切である。農牧省としても目標達成のため、小規模農家の支援を行いながらプロジェクトの成功のために尽力したいとのコメントがありました。

遠藤CAからは表敬の挨拶の後、コロナ禍においてJICA専門家の着任が遅れたものの、日本とのリモートによる協議は続けてきており、これを通じて作物残留試験の改善も進み、パラグアイにおけるクロルピリホスの残留基準値が、日本へのIT申請によって初めて認められた。また、ゴマ関係者への指導の成果も現れてきており残留農薬の検出も年々着実に減ってきているなど成果は上がってきている。ゴマには多くの流通関係者が関与しているため政府・民間の連携が重要で、今後は現地の様子を実際に目で理解しながらプロジェクトを進めていきたい。さらに、農薬の問題を速やかに解決できるようなトレーサビリティシステム作りを図りたいとの言葉がありました。

SENAVE総裁からも、JICAに対し、機材や研修、新ラボ建設のアドバイスなどの支援に対する謝辞に続いて、新ラボで検査を行う人材増についても検討中であると言及されました。

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農牧大臣と関係者

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意見交換の様子

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CAから日本土産を手交