2021年ゴマの播種キャンペーン

2021年11月1日

9月17日、農牧省とパラグアイゴマ輸出企業協会(CAPEXSE)主催によるゴマ播種キャンペーンが2年ぶりに開催されました。これは、ゴマの播種を開始するにあたりゴマ農家の生産意欲の盛り上げるイベントで、毎年、この時季に行われていましたが、昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け中止となっていました。今年の開催も危ぶまれましたが、何とか感染状況の改善が見られたことから規模を縮小し、生産農家、農牧省、地方政府、CAPEXSEなどから175名が参加し、開催されました。

農牧大臣、国立植物・種子・防疫機構(SENAVE)総裁、パラグアイ農業技術院(IPTA)総裁、CAPEXSE会長をはじめINOPARプロジェクト関係者の出席もあり、農牧大臣やCAPEXSE会長からは、パラグアイにとってゴマ輸出の重要性や、小規模農家のゴマ生産における省力化と効率化に向けた農機械導入の展望についてスピーチがありました。

JICAからは、遠藤チーフアドバイザーがINOPARプロジェクトの活動の成果を説明するとともに、ゴマ農家向けに制作した適正な農薬使用方法の動画を紹介しました。

本キャンペーンでは、IPTA圃場において、トラクターや播種用小型機械による播種のデモストレーションも行われて、今後の小規模ゴマ農家における作業性の向上に期待を感じさせました。

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参加者

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遠藤CAのスピーチ

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播種のデモンストレーション

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播種のデモンストレーション 農牧大臣とCAPEXSE会長