CETAPAR検査所の視察

2022年1月20日

CETAPARには、SENAVEが農薬、肥料及び土壌検査の認定機関となっている検査所があることから、HortiPARへの参加に合わせて遠藤CAが訪問しSara Bajac課長らから説明を受けました。

検査所では農作物中の残留農薬や重金属の検査は行われていませんが、13名の職員により農薬の規格検査、飼料、肥料、土壌に係る成分検査、金属元素やその他の成分検査、バクテリア等の検査が行われ、原子吸光分光光度計、高速液体クロマトグラフ(HPLC)、紫外線吸光度計(UV)などの分析機器を用いられていました。

分析に必要な試薬等や機器、部品などは、首都のアスンシオンから約400キロメートル離れたこの地に輸送されますが、プロバイダーとの調整や機器の故障時の修理対応がスムーズにいかないことが大きな課題ということでした。

分析業務を適切に行うためには、分析機器の導入だけでなくその方法に最適な試薬等と機器の部品、検査器具をタイムリーに使用できることも必要ですが、首都圏に所在するSENAVE研究所であっても同様の課題があり検査が滞ることがありました。こういったことが起こらないよう、提供側との情報交換を密にして検査に関連する器具、試薬等を的確に入手する環境の整備を進める必要があります。

【画像】

過去にJICAが供与した機材

【画像】

検査所の技師らと遠藤CA