食品分析における信頼性確保に関するWebワークショップの開催

2022年1月20日

SENAVE研究所の食品検査能力の強化は、INOPARプロジェクトの主要な活動の一つですが、食品中に残留する農薬等の分析技術はもとより、その信頼性の確保は欠かせないテーマです。そのため、SENAVE研究所が必要とする内容に合わせて、食品分析の信頼性確保に関するWebワークショップを開催しました。

本ワークショップは、2021年の10月に3回、12月に1回の計4回、1回あたり1時間半から2時間の講義が行われ、第1回から第3回は国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第一室の渡邊敬浩室長、第4回は横浜検疫所輸入食品・検疫検査センターの内川誠司副統括検査官に担当いただきました。講師陣には予めヒアリングしたSENAVE研究所の要望を踏まえてテキストを提供していただき、難しいテーマを分かり易く解説いただいたことで、基本から実践に至る有用な情報が得られました。

日本とは12時間の時差があるため、パラグアイにおける開催が夜遅い時間だったにもかかわらず各回とも30名を超える多数の参加がありました。また、全ての講義の聴講者には修了証が授与されました。

【ワークショップの講義テーマ】
第1回 「検査の要素-分析とサンプリング-」
第2回 「分析値の品質保証-分析法の妥当性確認と内部品質管理」
第3回 「分析値の品質表現-測定の不確かさ-」
第4回 「日本における分析法バリデーションの実践」

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渡邊氏の講義

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内川氏の講義

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ワークショップの案内

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修了証