パラグアイでは、経済成長に伴う「栄養転換(低栄養から過剰栄養)」、「二重負荷(低栄養と過剰栄養が同時に存在している状態)」といった新たな課題に直面しており、循環器疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患等のNCDsによる死亡が全体の死因の74%を占めている。NCDsによる死亡者数は北米・中南米32か国中10位を占め、地域内でも高い水準にある(WHO、2016年)。30代からNCDsに罹患するケースも多く、医療費負担の増加に伴う国家及び個人の経済的損失に繋がっている。生活習慣病等のNCDsが増えている原因の一つとして、幼児期からの運動不足、栄養知識の不足による栄養の偏りがあり、幼児期からの栄養状態の改…