パラグアイでは、全世帯の約3割に障害者が1人以上いるとの統計があり(2012年国勢調査)、障害のない人に比べ、教育、保健、雇用、基礎的社会サービスへのアクセスが困難で、貧困と社会的排除に直面している割合が高いという課題がある。この案件では、パイロットサイトの自治体において、障害者が基礎的社会サービスにアクセスし、社会参加の度合いが高まるよう、地域のリソースを活用したインクルーシブなコミュニティ開発を推進し、社会のバリアを取り除くと同時に、当事者主体の自立生活の実現に向けた障害者の能力の向上を目指す。