写真展開催を通じ、インクルーシブな社会実現に向けたメッセージを発信

2021年12月10日

国際障害者の日(12月3日)に合わせ、JICAとパラグアイ国家障害者人権庁(SENADIS)共催の写真展を開催しました。「描こう、インクルーシブな社会を」というテーマのもと、パラグアイの障害者10人の肖像写真に、インクルージョンに対するそれぞれの思いを文章にして添えて展示することを通じ、一人ひとりの障害者が社会で果たしている役割やインクルーシブな社会の実現に向けた想いを伝え、それぞれの人の尊厳、社会のあり方などについて見た人に考えてもらうことを目指したものです。

12月1日には首都アスンシオン市内のショッピングモールで展示を行いました。オープニングでは、SENADIS長官とJICAパラグア事務所長立ち会いのもと、プロジェクトの概要や写真展の趣旨説明に加え、今年設立されたパラグアイ自立生活協会Teko Sa Soのメンバーによる発表も行われました。

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写真展のオープニングにて。左から、本プロジェクトのカウンターパート、SENADIS地方分権・地域社会課題・市民参加局スルマ・フェレイラ局長、SENADISマリエラ・ラミレス長官、JICAパラグア事務所福井康所長、合澤栄美専門家

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写真パネル(視覚障害のある消防士)

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写真パネル(身体と視覚に障害のある学生)

また、12月2日には、SENADISの敷地内グラウンドで、国際障害者の日記念イベントが開催され、障害者や障害児とその家族、SENADIS職員、障害者支援団体等の関係者が集い、日頃の活動の成果が発表されました。ここでも、上記写真展のパネルを公開し、多くの方に見ていただくことができました。

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写真パネルの展示の様子

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手作りおもちゃのパレード

障害者の尊厳と人権が守られ、あらゆる活動に参加できるようなインクルーシブな社会の実現に向け、このような啓発と交流の機会をこれからも作っていきたいと考えています。