フィリピン熱帯医学研究所にて狂犬病診断専用のコンテナラボ供与式が開催されました

2023年1月30日

プロジェクトはフィリピン側のカンターパート機関であるフィリピン熱帯医学研究所(Research Institute for Tropical Medicine、以下RITM)に対して、狂犬病診断専用のコンテナラボを供与し、2023年1月30日に同研究所主催の供与式が開催されました。

【画像】中央で鍵を持つカルロスRITM所長(左)と大分大学西園チーフアドバイザー(右)、JICAフィリピン事務所柳内次長、在比日本大使館堀書記官、大分大学齊藤JICA専門家

これまで、RITMは狂犬病の中央検査機関にも関わらず、安全に狂犬病検査が実施できる施設がありませんでした。バイオセキュリティを確保した狂犬病専用コンテナラボの設置により、検査実施者の安全確保と診断能力の向上に寄与することができました。今後は狂犬病研究施設として、フィリピンの狂犬病対策の中心を担うことが期待されています。

本プロジェクトは、終了まで約半年の活動期間も引き続き安全に配慮した狂犬病対策能力向上の支援に取り組んでいきます。