フィリピン鉄道訓練センター（PRI）の創立1周年記念行事を開催しました

フィリピン鉄道訓練センター（PRI）は、2020年12月14日、創立1周年を迎えました。2019年、大統領令によりPRIが設立されて以来、関係者のたゆまぬ努力によりコロナ禍の苦難を乗り越え、既存鉄道事業者職員に対する研修事業をオンラインにて継続しています。

2020年12月14日から18日までの5日間、PRI創立1周年記念行事として様々な催しがオンラインで開催されました。フィリピン側からは運輸大臣やPRI担当次官の祝辞、日本側からは在フィリピン日本国大使館公使及びJICAフィリピン事務所長の祝辞があり、その他フィリピン運輸省鉄道担当次官と高等教育委員会（CHED）との対談、PRIのFacebookページの開設発表に加え、日比有識者会議（Expert Panel）の設置セレモニーが催されました。

日比有識者会議は都市鉄道に関する政策提言を目的とし、都市鉄道の運営・維持管理体制構築支援を対象とした協議を行うものであり、本プロジェクトが事務局を務めます。

今後、本プロジェクトでは、フィリピンの新規鉄道従事者への研修に加え、都市鉄道の政策提言においても支援を行い、フィリピンの都市鉄道の発展に寄与していきます。

フィリピン運輸省鉄道担当次官と高等教育委員会（CHED）との対談

日比有識者会議の設置セレモニーの様子（右上から時計回りにJICAフィリピン事務所長、フィリピン運輸省PRI担当次官、同鉄道担当次官）