交通渋滞が深刻化するフィリピンの首都マニラにおいて、同国初の地下鉄を含む大型鉄道網の整備や、老朽化した主要鉄道路線の改修を国際協力機構(JICA)は支援しています。これら鉄道整備の一部がいよいよ施工段階に入り、今後は鉄道の運営・維持管理体制の強化に向けて、質の高い人材の育成が急務となっています。本プロジェクトは、円借款事業である「南北通勤鉄道事業」を始めとして、後続する円借款事業である「地下鉄事業、南北鉄道事業南線(通勤線)、マロロス-クラーク鉄道事業」と並行して、今後フィリピンにおいて鉄道人材育成・監督の柱となるPRIの設立・運営能力強化の支援を行うものであります。