第1回合同調整委員会の開催について

2014年9月19日

「気候変動対策のためのパプアニューギニア(PNG)森林資源情報管理システムの活用に関する能力向上プロジェクト」では、2014年9月19日、PNG国の首都ポートモレスビーにおいて、第1回合同調整委員会(JCC)が開催され、同年8月下旬に開始された本プロジェクトの、5年間の実施計画が承認されました。今回の第1回JCCには、カウンターパート機関(PNG森林公社)、UN-REDD、JICA PNG事務所の関係者と、本プロジェクトの日本人専門家が参加しました。次回のJCCは2015年7月中旬〜下旬を目途に開催される予定です。

会議においては、冒頭、議長を務めたPNG森林公社のカナウィ・ポウル総裁から、本プロジェクトの開始を祝福する言葉に続き、日本の人々と政府による継続的な支援に対する感謝の意を述べられた後、森林に関する情報がPNGの政府機関、国民、産業界、NGO、市民団体等の多様な関係者によって適切に活用されることの重要性が強調されました。

これに続き、共同議長であるJICA PNG事務所の伊藤教之所員からは、6ヵ月前に成功裏に終了した先行プロジェクトの成果を受けた、新たな森林プロジェクトに対する大きな期待が表明され、さらに、依然として過半の人々が生活の多くを森林に負っているPNGにおいては、持続可能な森林管理推進の重要性がさらに増しつつあると述べられました。

その後の議事においては、プロジェクト全体の活動計画と初年次活動計画が承認された後、次回JCC開催日程等が決定されました。最後に、議長から当プロジェクトの成果に対する大きな期待が改めて表明され、第1回JCCは閉幕しました。

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