プロジェクトワークショップの開催について

2016年6月8日

2016年6月3日、PNG森林公社本部においてプロジェクトワークショップが開催されました。今回のワークショップは、プロジェクト成果の1つである「PNG-FRIMS(注1)を活用した伐採計画のモニタリングシステムの改善」に焦点を当て、「これまでの活動の進捗状況の報告」及び「プロジェクト活動を通じて利用可能になったツールやデータの効果的な活用方法の検討」を目的として実施されたものです。ワークショップには、カウンターパート機関から総裁代理をはじめ森林公社本部の職員に加え、プロジェクトのパイロットサイトが所在する、南部地域事務所、ウェストニューブリテン地域事務所及びミルンベイ州森林事務所の職員が参加すると共に、JICAパプアニューギニア事務所からも所長以下職員が参加しました。

会議においては、冒頭、森林公社のMr.Goodwill Amos総裁代理から、プロジェクトの着実な進捗への祝意及びプロジェクトに対する期待が述べられました。続いて、プロジェクト専門家より、これまでの活動の進捗状況及び今回のワークショップの目的が説明されました。その後、数名のカウンターパートがプレゼンテーションを行い、1)現行の森林モニタリング体制及びその問題点、2)プロジェクト活動を通じて利用可能になったツール・データ、3)プロジェクト活動として実施したGPS(注2)、GIS(注3)研修の成果、4)新たに利用可能になったツール・データの活用例、が発表されました。

その後、効果的なモニタリング方法を検討するためのグループディスカッションが行われました。グループディスカッションでは、上記のプレゼンで紹介された現在利用可能なツール・データ、研修を通じて向上したスキルを、どのように活用すれば現状の問題点に対処できるのかについて検討されました。グループディスカッション後には、各グループから検討結果が報告されると共に、ツール・データの下部組織への展開についても併せて提案されました。

最後に、プロジェクトディレクターであるDr.Ruth Turiaからプロジェクトに対する今後の大きな期待及び参加者への感謝が表明され、ワークショップは閉会しました。

今後は、グループディスカッションで検討された効果的なモニタリング方法を、プロジェクトパイロットサイトで実践し、プロジェクト成果の1つである「PNG-FRIMSを活用した伐採計画のモニタリングシステムの改善」を図っていく予定となっております。

(注1)PNG-FRIMS:PNG Forest Resource Information Management System
(注2)GPS:Global Positioning System
(注3)GIS:Geographic Information System

ワークショップの様子

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カウンターパートによるプレゼンテーション

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グループディスカッション

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ディスカッション結果の発表