PNGEITI報告書2018の作成準備会合の開催

2019年8月19日

PNGEITI報告書2018の作成に向けて、報告書の作成業務を担当する独立管理人(採取産業に精通した監査法人が受任するのが一般的)と取りまとめを担当するPNGEITI事務局との連携を開始しました。

EITI報告書は各会計年度で、EITI認証要件に基づき作成されています。報告書では、各加盟国の石油、天然ガス、鉱物等の資源開発を行う際に、採取企業から資源国に支払う税金やロイヤリティ等に関する資源収入の明細および金額などの資源収入情報を公表しています。

また報告書は、資源収入だけでなく、加盟国における採取産業の位置づけ、採掘されている資源の種類や場所、生産高や輸出高、採取産業を規制する法制度といった、関連する情報についても広範にカバーしています。

報告書は、報告機関(政府機関、採取企業)が提出するデータや情報を独立管理人が収集・検証し、その内容に基づいて作成されます。PNGEITI事務局は、政府機関・採取企業・市民団体から構成され、報告書を最終的に承認するマルチステークホルダーグループ(MSG)の代表として、作成プロセスが適切・円滑に進行するよう独立管理人と連携する役割を担います。

本プロジェクトチームが主導し、8月7日にPNGEITI事務局、独立管理人とプロジェクトチームの3者で報告書作成までのスケジュールと業務内容を確認するための準備会合を開催しました。PNGEITI事務局からは担当者4名、独立管理人2名、プロジェクトチーム2名が出席しました。

8月19日には、PNGEITI事務局とプロジェクトチームで、独立管理人との2018年報告書作成プロセスの効率化、報告書内容の質向上を目的として、2017年報告書の認証結果に基づき、2018年報告書の改善点や織り込むべき内容について協議し、PNGEITI事務局の能力向上を図りました。

報告書はEITIの本部(ノルウェー、オスロ)が検証し、各国の実施状況を格付けしているため、報告書の内容および報告データの透明性・正確性は、EITI加盟国のEITI実施状況を図る重要な指標となります。

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PNGEITI事務局との準備会合の様子

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独立管理人(Ernst & Young)との準備会合の様子