2021年3月24日
プロジェクトでは、パプアニューギニア国(PNG)が『EITI基準』に準拠して資源収入のガバナンスや透明性の向上を図る、市民団体・採取企業・政府機関から構成されるマルチステークホルダーグループ(MSG)による取組みを支援しています。
『EITI基準』には、2019年から「ジェンダー」に関する認証要件が加えられました。これを踏まえ、プロジェクトチームでは、同国のEITI事務局によるジェンダーに関連した広報活動にも協力しています。
今回、「国際女性デー(3月8日)」を機会に、PNGのEITIとしては初となる取組みとして、採取産業における女性の貢献や活躍をハイライトし、ポジティブなイメージを広めるための「ソーシャルメディア・フォトキャンペーン」を、PNG国内の全国女性デー(3月24日)にわたり開催しました。
市民団体からは採掘地域の受益者のコミュニティーにおける女性の権利向上を働きかけているコミュニティリーダー、採取企業からは金鉱採掘企業、政府機関からは石油・エネルギー省(Department of Petroleum and Energy:DPE)や鉱物資源庁(Mineral Resources Authority:MRA)などMSGの各構成グループから、男性が比較的多く働いている職場の最前線で活躍する女性たちの姿を紹介し、彼女たちの現場での経験談や採取産業で働く女性や次世代の女性に向けたメッセージとともに発信しました。
プロジェクトでは今後も、様々なメディアを通じてEITI事務局による啓発活動を支援し、採取産業におけるジェンダー平等の実現に貢献します。