第1回カウンターパート本邦研修の実施

2016年10月26日

カウンターパート機関であるWASAC RWSS(水衛生公社の地方給水・衛生局)の職員5名を対象に、2016年9月30日から10月26日までの27日間の日程で本邦研修が実施されました。本研修は、主には我が国の第三者委託契約方式により維持管理されている施設の視察を通じてその維持管理手法を学習することで、ルワンダ国の地方給水施設の維持管理体制の向上に関する知見を得ることを目的としています。
この度の本邦研修では、研修生は以下の研修・視察に参加しました。

(主な研修内容)
1. PCM研修(PCM概論、関係者分析、問題分析)
2. 琵琶湖疏水視察
3. 高山市の水道事業および第三者業務委託の概要、高山市の簡易水道施設視察
4. 浜松市における小規模水道への取り組み概要、浜松市の簡易ろ過装置現場視察
5. 井戸維持管理研修
6. 日本の水道政策、組織体制、法体系研修
7. 東京都水道歴史館の視察
8. 管路の漏水防止・無収水対策・漏水管理機材に関する講義・実習
9. 箱根町の民間への包括委託契約による運営維持管理の概要、箱根町の水道施設視察
10. 現場視察結果に基づくアクションプランの作成研修

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プロジェクト・サイクルマネージメントについて学ぶ研修生

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東京都水道歴史館にて東京都の上水道事業の歴史について学ぶ研修生

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東京都水道局研修開発センターにて漏水探知の実習を行う研修生

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東京都水道局研修開発センターにて機械設備演習室について説明を受ける研修生

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箱根地区水道事業のイタリー浄水場を視察する研修生

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フジテコム(株)トレーニングセンターにて漏水管理の概論について講義を受ける研修生