第2回JCC会議と第3回TF会議が開催されました

2019年12月1日

11月15日に、首都キガリにおいてルワンダ国灌漑水管理能力強化プロジェクト(WAMCAB)の第2回合同調整委員会(JCC)会議が開催されました。本会議では、過去半年間のプロジェクトの活動進捗を関係者間で確認するとともに、4月から進めてきたベースライン調査結果を共有し、改善計画/研修実施計画の策定に向けた今後の方針について協議を行いました。また、8月の第2回タスクフォース(TF)会議と今回のJCC会議を経て、対象地域であるルワマガナ、ンゴマ、ギサガラ3郡におけるモデル地区が決定しました。

さらに、プロジェクトを推進するルワンダ農業動物資源庁(RAB)、対象3郡、WAMCABの三者間において、それぞれの役割を明確化し、了解覚書(MOU)を締結しました。

第2回JCC会議に続き、11月29日には第3回TF会議が開催され、ベースライン調査の結果を踏まえ、各モデル地区の重点課題と研修が協議されました。さらに、関係者の灌漑水利組合(IWUO)や灌漑管理移管(IMT)に関する理解を深めるため、IMT促進支援担当の専門家によるセミナーを開き、基本的な概念や方針について実務者レベルでの協議を行いました。

今後、ベースライン調査の結果を踏まえ、プロジェクトチームの支援により、政府からIWUOへのIMTの手続きを進めるとともに、モデル地区におけるIWUOの運営、灌漑施設の維持管理、水管理、営農管理に関する改善計画/研修実施計画の作成を進めることとしています。

(維持管理/水管理/人材育成 小林 維円)
(営農 仙道 昭平)

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第2回JCC会議におけるプレゼンテーション

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専門家「IMT促進支援」によるセミナー