5S研修を実施しました

2020年11月12日

10月12日から17日まで、ティエス州ホンボル保健センターで、5S研修を実施しました。ウィズコロナ下における5S研修の実施にあたり、ソーシャルディスタンスの確保、マスク配布、アルコールジェルでのこまめな手指消毒など、新型コロナウイルスの感染防止策を講じました。

5S研修の講師は、講師経験の豊富な「経験研修講師」と、新たな講師を養成する人材育成の観点から、州、保健センター職員の「見習い講師」から構成されます。見習い講師は、経験講師とチームを組み、5S研修の指導方法を学びながら、研修講師を担当します。

ホンボル保健センターの5S研修では、保健区長、副保健区長を含む4人の保健センター職員が見習い講師として全研修日程に参加しました。研修2日目から5日目に行われる5S活動の「実践」では、彼らの強いリーダーシップのもと、保健センターの職員など研修参加者に対し、備品保管庫、薬品倉庫、分娩室、執務室および書類保管庫などでの5S活動の実施方法について、技術的な指導が行われました。参加者はみな積極的に研修に参加し、その結果、研修参加者、研修講師、プロジェクトメンバーとも満足度の高い、充実した研修となりました。

最終日の結果共有会合では、5S研修の成果の発表と、今後のアクションプランが策定されました。アクションプランには、研修期間中に5S活動が実施できなかった部門の5S計画や、5S活動を継続するための定期的なモニタリング活動が盛り込まれました。また、保健センター内に5S委員会が設立されました。見習い講師の4人は、研修後も委員会のメンバーとして、引き続き保健センターの5S活動のリーダーとして動いていくことが期待されます。プロジェクトでは、3か月後を目安に再度ホンボル保健センターを訪問し、5S活動のスーパービジョンを実施します。この際に、研修後の5Sの進捗状況や継続性を確認する予定です。

1.備品保管庫(研修前、研修中、研修後)

【画像】

【研修前】様々な備品が無秩序に山積

【画像】

【研修中】全ての物品を運び出して清掃

【画像】

【研修後】備品ごとに整理・整頓された

2.薬品倉庫(研修前、研修中、研修後)

【画像】

【研修前】薬品が雑然と置かれている

【画像】

【研修中】全ての物品を運び出して清掃

【画像】

【研修後】薬品が整理・整頓して保管された

講義、結果共有会合

【画像】

研修初日の講義では、経験講師より参加者に対して研修の目的と日程が共有され、5Sの理論が説明された。

【画像】

最終日(6日目)の結果共有セッションでは保健区長の強いリーダーシップのもと、5S研修後のアクションプランが策定、承認された。