リスペクトフルケア セミナー

2022年1月13日

2022年1月10日~12日、ハイブリッド形式(対面とズーム)でリスペクトフルケアセミナーを行いました。毎年、日本で実施する予定の国別研修がCOVID-19の影響で2年間開催できず、その代わりとして実施したものです。1日目は日本とセネガルをインターネットで繋いで、リスペクトフルケアに関する経験共有を行いました。日本からは3名の講師をお招きし、EBM(Evidence based medicine)、医療倫理、母子を取り巻く日本のシステムについてお話をしていただきました。セネガルからは、保健社会活動省母子保健局からセネガル国におけるリスペクトフルケア、フェーズ2までに介入していたピキン病院とガスペールカマラ保健センターにおけるこれまでの活動と課題について共有していただきました。

2日目は直接介入州からの参加者が上記ピキン病院とガスペールカマラ保健センターを視察しました。3日目は1~2日目の学びから、各州や医療施設で何を改善していくのか実際に計画を立案してもらいました。

参加者からは、いろいろなワークショップがあるが通常は講義形式であり、一方方向の学びが多いが、今回は実際に視察を通して学ぶことができ有意義であったとの言葉が聞かれました。視察施設までのバスの中は遠足のような雰囲気であり、あまり見ることのない医師や助産師の姿を垣間見ることができました。視察時は、日本人が気づかない点も含めて多数の質問が出ていました。

今後、最終化した計画案を基に各州訪問時に進捗を確認していくとともに、次のセミナーの準備をしていく予定です。

【画像】

ピキン病院を視察の様子

【画像】

ガスペールカマラ保健センターの視察を終えて