サンルイ州とティエス州におけるリスペクトフルケア研修

セネガル北西部のサンルイ州で2022年10月17～21日、24～28日にリスペクトフルケアに関する医療従事者研修を実施しました。サンルイ州は東西に長いため、州医務局の希望により、州都のあるサンルイ保健区に加えて、病院のあるリシャトール保健区とンドゥム保健区でも研修実施を計画しましたが、医療従事者のストライキのためンドゥム保健区のセッションは中止となり、他2保健区での実施となりました。今回実施したセッションと、今年1月に実施したセッションと合わせて、3回合計59人の病院または保健センターで勤務する助産師が研修を修了しました。

同様に、首都ダカールの隣に位置するティエス州にて2022年11月21～25日、12月5～9日、19～23日にリスペクトフルケアに関する医療従事者研修を実施しました。これらは2022年6～8月に実施が計画されていましたが、医療従事者のストライキにより延期となっていました。今年5月に実施したセッションと合わせて4回合計90人の助産師が研修を修了しました。ティエス州では病院と保健センターで勤務する助産師に加えて、助産師を養成する公立及び私立学校の教員も参加者として、研修に参加しました。人口が多く、勤務する医療従事者も多いティエス州では2023年度に追加で2回の研修を予定しています。

医療従事者のストライキにより当初の計画からは遅れたものの、直接介入州全てで一通りの研修を終了することが出来ました。サンルイ州とティエス州ではこれから研修後スーパービジョンを、それぞれの研修最終セッションから3ヶ月後と6ヶ月後に実施する予定です。この研修の学びを現場でどう実践しているか、見に行くのが楽しみです。