2020年度 一年間の活動のまとめ

2021年3月15日

2020年4月 コーポレートプラン2020~2022が完成 日本人専門家は一時帰国

プロジェクトが最終化を支援した森林研究省のコーポレートプラン2020~2022を森林研究省へ手交後の4月下旬に、新型コロナウイルスの影響を受けて、プロジェクトの全ての日本人専門家が一時帰国しました。日本人専門家不在の期間は、プロジェクトスタッフが日本人専門家からの遠隔での指示に基づき、森林研究省職員がプロジェクト活動を継続する体制を整備しました。

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最終化したコーポレートプラン2020~2022

2020年5月 森林情報管理システムの協議 パイロットサイトでの活動詳細計画の合意

ソロモン森林情報管理システム(Sol-FIMS)のコンテンツ強化を目指したマップの仕様を決定するためにWeb会議で森林研究省と協議を行いました。

また、森林研究省職員とプロジェクトスタッフがコムニボリ、ファラケの両パイロットサイトコミュニティで「活動詳細計画の正式合意」、「アグロフォレストリーエリアの再確認」、「パイロット活動プロファイルの情報収集」などの活動を行いました。

2020年6月 パイロットサイトでの生計向上計画の合意 プロジェクト活動計画の見直し

コムニボリ、ファラケの両パイロットサイトコミュニティと森林研究省職員・プロジェクトスタッフがパイロットサイトでの生計向上計画に合意しました。

また、プロジェクトディレクター、プロジェクトマネージャー、日本人専門家、プロジェクトスタッフが参加してWeb会議を開催し、新型コロナウイルスの影響を踏まえてプロジェクト活動計画の見直しを行いました。

2020年7月 コムニボリパイロットサイト活動計画発表 森林情報管理システム正式リリース

森林研究省職員とプロジェクトスタッフがコムニボリパイロットサイトでアグロフォレストリー活動、生計向上活動の活動計画を発表しました。

また、7月17日に開催したWeb会議で、森林研究省はプロジェクトが開発を支援した森林情報管理システム(SolGeo-FIMS)、および森林研究省ウェブサイトを正式リリースすることに合意しました。

2020年8月 ファラケパイロットサイト活動計画発表 第1回オンライン研修の実施

森林研究省職員とプロジェクトスタッフがファラケパイロットサイトでアグロフォレストリー活動、生計向上活動等の活動計画を発表しました。

また、新型コロナウイルス影響への対応として、GISソフトを用いた森林管理手法を修得するための森林情報管理システム(SolGeo-FIMS)のGISデータのプラニング活用・森林機能評価研修及び、経費・収入の記帳方法、生産コスト・販売収益の分析手法を修得するためのアグロフォレストリー記録作成のオンライン研修を初めて遠隔で実施しました。

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アグロフォレストリー記録作成オンライン研修の参加者

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アグロフォレストリー記録作成オンライン研修の様子

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GISデータのプラニング活用・森林機能評価研修の様子

2020年9月 森林情報管理システム/ウェブサイト管理者研修 プロジェクト活動計画の見直し

新型コロナウイルスの影響の継続(専門家のソロモン国復帰の長期化見込み)を受けて、プロジェクトディレクター、日本人専門家、プロジェクトスタッフが参加してWeb会議を開催し、プロジェクト活動計画の見直しを再度行いました。

また、7月にリリースした森林情報管理システム(SolGeo-FIMS)及び森林研究省ウェブサイトの管理者研修を遠隔・オンラインにて実施しました。

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ウェブサイト/システム管理オンライン研修の参加者

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ウェブサイト/システム管理オンライン研修の参加者

2020年10月 第2回森林情報オンライン研修、木材収穫研修、リーダーシップ研修、アグロフォレストリー研修の実施

プロジェクトのリモートセンシング/GIS専門家が遠隔で森林研究省職員向けに第2回森林情報管理オンライン研修を実施しました。

また、コムニボリパイロットサイトで森林研究省職員とプロジェクトスタッフが木材収穫研修及び、リーダーシップ研修を実施しました。木材収穫研修ではコミュニティメンバーが、伐採許可を得るための行政手続き、安全な伐採方法、効率的な製材方法、木材乾燥を修得するとともに、伐採・製材の実習を行ないました。リーダーシップ研修ではコミュニティメンバーが、組織のリーダーシップとファシリテーション、公正な収益の分配、公正な経費負担を学習しました。アグロフォレストリー記録作成オンサイト研修ではコミュニティメンバーが、経費・収入の記帳方法、生産コスト・販売収益の分析手法を修得しました。

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リーダーシップ研修の様子

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木材収穫研修の製材作業の様子

2020年11月 SNS配信の決定 木材収穫研修、養豚研修の実施

森林情報ツール開発の取り組みの一環としてYouTube、Facebook、Twitter等のSNS(Social Networking Service)を活用した森林資源管理に係る成果の普及・広報活動を行う体制が森林研究省内で整備されるとともに、森林研究省はプロジェクトとSNSコンテンツを配信していくことをWeb会議で合意しました。

また、森林研究職員とプロジェクトスタッフが、ファラケコミュニティで木材収穫研修、コムニボリコミュニティで生計向上策である養豚研修を実施するとともに、アグロフォレストリー記録作成オンライン研修を実施しました。木材収穫研修ではコミュニティメンバーが、伐採許可を得るための行政手続き、安全な伐採方法、効率的な製材方法、木材乾燥を修得するとともに、伐採・製材の実習を行ないました。養豚研修ではコミュニティメンバーが、豚の肥育・管理方法、豚の保健管理方法を修得しました。

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木材収穫研修の伐採作業の様子

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木材収穫研修の製材作業の様子

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養豚研修の様子

2020年12月 養豚研修、アグロフォレストリー研修の実施

森林研究省職員とプロジェクトスタッフがファラケコミュニティで養豚研修を実施し、コミュニティメンバーは豚の肥育・管理方法、豚の保健管理方法を修得しました。

また、アグロフォレストリー専門家がオンラインでアグロフォレストリー地拵における火入れの影響に関する研修を森林研究省職員に対して実施しました。

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アグロフォレストリー地拵における火入れの影響オンライン研修の1コマ

2021年1月 高付加価値特用林産物研修 パイロットコミュニティへ2021年の活動予定を説明

プロジェクトのマーケティング/市場調査専門家が森林研究省職員向けに高付加価値特用林産物研修を実施しました。

また、プロジェクトスタッフがコムニボリ、ファラケの両パイロットサイトコミュニティで森林管理のパイロット活動の説明を行うとともに、ジェンダー調査にかかる事前協議を行いました。

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高付加価値特用林産物研修の様子

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高付加価値特用林産物研修の様子

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高付加価値特用林産物研修の様子

2021年2月 高付加価値特用林産物の調査・現地研修

森林研究省職員とプロジェクトスタッフがコムニボリ、ファラケの両パイロットサイトコミュニティにおいて高付加価値特用林産物の調査・現地研修を行い、その調査結果を分析しました。

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高付加価値特用林産物の調査の様子

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高付加価値特用林産物の調査の様子

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高付加価値特用林産物の調査の様子