ヨハネスブルクで行われた自立生活プログラム研修にリンポポ州の障害者2名が参加

2017年2月21日

2017年2月20日、21日

南アフリカでは、技術協力プロジェクト「障害者のエンパワメントと障害主流化促進」(以下、技プロ)の他にも、2016年9月から草の根技術協力事業「アクセシブルなまちづくりを通した障害者自立生活センターの能力構築」(以下、草の根技協)が実施されています。草の根技協は、2017年2月20、21日に日本から専門家2名を招聘し、自立生活プログラム研修をヨハネスブルクで開催しました。同研修には、技プロのプロジェクトサイト(ジンバブエ国境近くのリンポポ州ベンベ郡)から、自助グループの立ち上げの中心となっているジュダスさんとビクトリアさんがオブザーバーとして参加しました。

同研修には、ハウテン州の自助グループで中心となって活動している障害者約20名が参加し、障害者が自立生活に必要な心構えや技術(対人関係のつくり方、トラブルの処理方法など)を学ぶ「自立生活プログラム」を実施する方法などを学びました。

研修に参加したジュダスさんは、「コミュニティで、障害者が直面する課題の聞き取りを行う際に注意すべき点などを学ぶことができ、とても有意義でした。具体的には、相談を受けた時に、相手を尊重することや相手の秘密を守ることなどです。自分の村にも様々な課題に直面している障害者がたくさんいるので、障害者を対象とした相談事業を始められるよう準備を進めていきたいです」と情熱的に話してくれました。

両プロジェクトは今後も連携を続け、南アフリカの障害者のエンパワメントと社会参加促進を目指していきます。

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研修に参加したジュダスさん(右)とビクトリアさん(右から2人目)