リンポポ州の2つの村でピアカウンセリングを実施

2017年3月2日

2017年3月1日、2日

2017年3月1日、2日に、自助グループの立ち上げの中心となっているジュダスさんとビクトリアさんの村で、ピアカウンセリングを実施しました。草の根技術協力事業「アクセシブルなまちづくりを通した障害者自立生活センターの能力構築」(以下、草の根技協)が育成したピアカウンセラーで、電動車いす使用者のジュライさんがファシリテーターを務め、各村13名の障害者が参加しました。

ピアカウンセリングとは、障害者がお互いに平等な立場で話を聞き合い、自分自身の障害に対する認識を見つめ直し、自分の存在に自信を取り戻していくエンパワメントの手法です。

村の障害者たちの多くは、これまで障害者同士で話し合う機会がほとんど無く、コミュニティの中で孤立していました。しかし、ピアカウンセリングを通して、似たような困難に直面している他の障害者の存在を知り、力づけられたようです。

ピアカウンセリングに参加したレオナルドさんは「自分自身をありのまま受け入れることを学びました。これからは、村の人々に自分の思っていることを伝え、自分のことを受け入れてもらえるよう取り組んでいきたいです」と語ってくれました。

プロジェクトは今後も継続して、ピアカウンセリングを実施し、村の障害者のエンパワメントを進めていきます。

【画像】

ピアカウンセリングの様子

【画像】

ピアカウンセリングでファシリテーターを務めるジュライさん(手前右)