作業部会メンバーとミーティングを実施

2017年5月8日

5月8日、プロジェクトは、サイトのあるリンポポ州の作業部会のメンバーとミーティングを行い、プロジェクトの進捗状況の報告や今後の活動計画について協議しました。

作業部会のメンバーは、社会開発省(中央・州・郡)の行政官に加え、教育省、保健省、農業省、州首相府など関連する他省庁の行政官、地方自治体関係者、南アフリカ警察、障害者団体の代表、コミュニティの障害者など職種・性別・障害の有無を超えたメンバー総勢40名から構成されており、今回新たにプロジェクトサイトのあるリム345市のフンゲニ議員が作業部会のメンバーに加わりました。

ミーティングでは、プロジェクトが活動中に直面した課題について活発な意見交換がなされました。プロジェクトがある村を訪問した際、これまで普通学校にも特別支援学校にも通ったことの無い聴覚障害の少女に出会いました。彼女は読み書きができず、手話も使えず、家族と身振りでコミュニケーションを取っていました。そのため、プロジェクトが実施するプログラムに参加してもらうことができませんでした。この課題について、聴覚障害者団体DeafSAは、近日中に村を訪問し、聴覚障害の少女と面会し、彼女にどのようなサポートが必要か検討すると約束してくれました。

この他、作業部会のメンバーである障害者団体や省庁がそれぞれ実施している障害者を対象とした活動計画やプログラムを取りまとめ、お互いに相乗効果を上げられるようにすることも合意されました。

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作業部会メンバーとミーティングを行うプロジェクトチーム

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作業部会メンバーとミーティングを行うプロジェクトチーム