障害の社会モデル啓発活動のファシリテーター育成研修を開催しました!

2018年3月14日

2018年3月13、14日

リンポポ州ベンベ郡コリンズ・チャバネ市の障害者リーダー11名を対象に、障害の社会モデル啓発ファシリテーター育成研修を実施しました。2014年に実施した障害平等研修ファシリテーター育成研修(2週間)に参加し、これまでフリーステート州などで障害平等研修を実施してきたミランダさん(車いす使用者)がファシリテーターを務めました。

昨年12月に沖縄で行われた国別研修で、リンポポ州からの参加者は、障害者自助グループを18の村に拡大する活動計画を策定しました。障害の社会モデル啓発ファシリテーター育成研修は、リンポポの障害者リーダーたちが、村で障害の社会モデル啓発活動を実施できるようになることを目的として開催されました。この研修には、リンポポ州マカド市の障害児・者センターで活動するJICAボランティアの迫田大樹さんと大兼政友介さんがオブザーバー参加し、視覚障害のある参加者のサポートなどをしてくれました。

研修ファシリテーターは、様々な演習を通じて、社会モデルに根差した「障害理解」や障害を解消するための「行動理解」を参加者が自ら「発見」できるよう、ファシリテート方法が重要であることを強調しました。また、リンポポの障害者リーダーたちが、村で障害の社会モデル啓発活動を実施できるよう、活動に使用する教材作りやファシリテートの練習も行いました。
研修に参加したローズさんは、「とても良い研修でした。村で障害の社会モデル啓発活動を続けていきたいです」と話してくれました。

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障害の社会モデル啓発活動の教材を作成するローズさん(左)

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障害の社会モデル啓発活動の教材を作成する障害者とサポートするJICAボランティア迫田さん(右)

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障害の社会モデル啓発活動のファシリテートをする障害者とサポートするJICAボランティア大兼政さん(右)