No.15:地方自治庁幹部対象のフィールドスタディー

2017年7月10日

2009年に改良O&ODが導入されて以来、プロジェクト対象村では村人の意識に様々な変化が出てきています。村住民の自主的な活動はこれまで以上に活発化し村全体の原動力となっています。地方自治庁の幹部職員がこれらの村全体の変化、さらにその変化に対してコミュニティ・ファシリテーションや県側のサポート体制が大きく寄与していることを実際に見聞きし理解するため、2017年7月4日から7日までの4日間、対象村へのフィールドスタディーを実施しました。訪問対象となったとはモロゴロ州モロゴロ県のマセユ村と同じくモロゴロ州キロンベロ県マングラB村です。

視察団一行は建設中の診療所、レンガ生産現場、幼稚園等を訪問し現場の声に耳を傾けるとともに、住民のひたむきな努力に対し、賛辞の言葉をかけていました。

今回のフィールドスタディーにより、村住民の生活を自主的にかつ継続的な形で改善していくためには村リーダーや住民含めた村全体の底上げが必要であり、コミュニティ・ファシリテーションが重要な役割を担うということを地方自治庁幹部職員が再認識し、他の職員に経験共有していくこと期待しています。

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地方自治庁、ガバナンス部門の局長による挨拶。モロゴロ県マセユ村

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現在まで7年間に渡る努力の結晶。完成に一歩近づいた村診療所。モロゴロ県グワタ郡マセユ村。