マレーシア政府職員がチェンライ県のLTOPサイトを訪問

2017年2月6日

2016年11月25日、LTOPプロジェクトはチェンライ県クンタン郡のサイトにてマレーシア政府女性・家族・社会開発省社会福祉局職員21名を受け入れました。

この訪問は国際協力機構所管の“Project on Successful Aging:Community Based Programs and Social Support System in Malaysia”により、タイにおいて地域社会に根ざした高齢者介護がどのように実施されているかを学ぶことによって知識や情報をマレーシア政府職員に提供することを目的とした研修プログラムの一環です。

午前中は、クンタン病院院長のDr.コンサックにより、クンタン郡のサイトにおける高齢者数データや長期介護システムの背景や歴史、長期介護の目的、LTOPでの長期介護の実施状況について説明が行われ、質問や所感、提案が寄せられ、活発で実りある共有が行われました。

午後、マレーシアの一行は、クンタン病院施設を案内され視察を行い、病院スタッフ等との会話によりそれぞれの機能や実施について学びました。その後、一行は3チームに分かれ、それぞれのチームは高齢者宅を訪問し、高齢者の生活状況のほか、家族介護者だけでなくケア・マネジャー及びケア・ワーカー、看護師、理学療法士、医師、行政区事務所職員で構成される介護チームによる実際の介護の提供について学びました。

この訪問での情報交換や経験が、マレーシアでの適応にとって有効なものとなることを期待しています。

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クンタン病院での集合写真

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高齢者宅訪問