コンケーン・サイトに新しい要援護者デイケア・センターが公式オープン！

2016年12月9日、LTOPプロジェクトのコンケーン・サイトであるサアード市行政機構にて、在タイ日本国大使館佐渡島志郎大使並びにコンケーン県副知事ほか来賓の出席のもと、新しい要援護者デイケア・センターが公式にオープンしました。

コンケーン・サイトでは、これまで別のデイケア・センターを活用していましたが、十分なスペースや機材がなく効果的なデイケア・サービスの提供が困難でした。そのような状況から、サアード市行政機構は、在タイ日本国大使館が実施している草の根・人間の安全保障無償資金協力に同センターの建設計画について申請を行い採択され、支援を確保できました。

当日は、式典のほか、住民による舞踊の披露、地元の農産品市場の設営、機織りの実演なども行われるなど、多くの住民が参加し盛大なイベントとなりました。

新しいセンター施設には、身体機能向上のためのリハビリ機器類が配置されているほか、バリアフリーのトイレも設置されています。また、ショートステイの受け入れも視野に入れていることから、要援護高齢者等が滞在できるスペースも準備されており、今後の活用が大いに期待されます。

訪問介護により要援護高齢者等の身体機能が改善し、デイケア・センターでのリハビリを通じて介護を受けずに生活できるようになることで、要援護高齢者や家族介護者の生活の質が向上することを願っています。