日本の診療報酬制度を学ぶワークショップをタイで実施

2019年8月21日

タイ国保健省、国民医療保障機構(NHSO)、JICA及び当プロジェクトは、日本の診療報酬制度を学ぶためのワークショップを、8月19日~8月21日の3日間、タイのバンコク市内で開催しました。日本から講師を迎え、タイのバンコク首都圏地域管内の診療報酬審議会メンバーや政府職員など、約20名が参加して行われました。

ワークショップは、日本の診療報酬制度、とりわけ、日本における診療報酬点数の設定手法、その背景にある考え方について学ぶこと、また、バンコク地域で試行を目指す、新たな診療報酬点数制度のあり方に関する議論を行うことを、主な目的としました。また、10月27日から11月2日にかけ実施される予定である、厚生労働省の中央社会保険医療協議会の運営手法に関する日本での研修の準備も行いました。

本ワークショップは、10月下旬からの日本での研修に参加する関係者にとって、日本の医療保険制度に関する知識の強化に資するとともに、タイの医療保険制度の将来を考えるための貴重な機会になりました。当プロジェクトは、本ワークショップのプログラム立案と実施、日本人リソースパーソンの投入、日本の経験・知見の共有や、タイの新たな取り組みについての議論などを通じて、参加したタイ政府関係者の能力強化に協力しました。

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