PMAC 2020に於けるサイドミーティング開催

2020年1月29日

当プロジェクトは、2020年1月29日、タイ・バンコクで開催された「マヒドン王子国際保健会議2020(PMAC 2020)」において、サイドミーティング「ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)推進のための民間部門との連携強化」をカウンターパートであるタイ国民医療保障機構(NHSO)、タイ保健省と共催しました。

タイは2002年にUHCを達成し、20年間にわたって維持しています。しかし、他国同様に、医療サービスのアクセス、効率、品質をすべての国民に確保するため、いかに効果的にUHCに民間医療機関を取り込むかを模索しています。

ケニア、ラオス、日本、タイという、様々な所得レベルの国々より発表者を招き、また、WHO東南アジア地域事務所(SEARO)よりモデレーターを、WHOタイ事務所よりパネリストを迎えた本サイドミーティングは、UHCに民間部門の参加を促すための現在の課題と将来の戦略について、参加者、開発パートナーらと知見を共有し、学ぶ貴重な機会となりました。

国別プレゼンテーションおよびパネルディスカッションでは、主に以下の4つの課題が討議されました。1)公的医療機関の医療従事者の民間医療機関への流出、民間医療機関での掛け持ち、2)公的医療機関と民間医療機関での医療データの統合、3)医薬品、医療製品の共同購入、4)公的医療機関で提供される、保険適用外“プレミアム”サービスの是非-付加的収入が公的部門への補助金になっているのか、裕福な自己負担患者が公的資源の恩恵を受けているだけなのか。Q&Aセッションでは聴衆も交えてさらに様々な話題について活発な議論が行われ、UHCを推進するための全国、地域、およびグローバルレベルのネットワークが促進されました。

【画像】

【画像】

【画像】

【画像】