D-HOPE In-Country Trainingの実施

2018年4月26日

2018年4月24日~26日、タイ・バンコクにて9県におけるD-HOPE実施を担うコミュニティ開発局各県事務所や郡事務所員、またコミュニティ代表者を対象としたIn-Country研修を開催しました。本研修は、タイ側カウンターパートであるタイ内務省コミュニティ開発局(以下、CDD)により主催され、約80名の参加を得て開催されました。
本研修の目的は以下となります。
1)D-HOPE(分散型見本市)アプローチを理解する
2)戦略的ワークショップに実践を通じて、D-HOPEの実施手法を学ぶ
3)各県で効果的にD-HOPEを実施するためアクションプランを強化する
4)D-HOPEアクションプランの次のステップを確認する

本研修では、CDDのコミュニティ・ベースド・ツーリズム関連政策(OTOP Nawatwithee、OTOP Village及びCommunity-based Tourism(CBT) by Social EnterpriseとD-HOPEプロジェクトの統合を掲げ、本省から県へ政策意向が伝えられ、これまでのCDD政策や通常業務を補助するアプローチである点が強調されました。
その中で、本プロジェクトではD-HOPEガイドラインの説明を行い、具体的な導入に当たって中核的な活動となる戦略的ワークショップ1及び2の実践訓練を行いました。

グループ討議では多くの参加者が実施活動をより具体的に理解するとともに、本プロジェクトで提唱するAppreciative Inquiryなどを活用した参加型アプローチ等に強い関心を示し、既存政策との統合により各県におけるコミュニティ(村)開発のための本来業務の強化が図れることを認識する声が上がりました。また、本プロジェクト初年度実施県の1つとして関われることに対し喜びの声も聞かれ、各県では、今後活発に取り組みが広まることが期待できました。

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集合写真(CDD役職員、帰国研修員、JICA専門家チームら)

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グループ討議の様子(CDDアシャラワン氏、三好チーフアドバイザーと参加者)

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グループ討議の様子(岡部専門家と参加者)

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グループ討議の様子(JICA三宅次長、岡部専門家、参加者)

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グループ討議の様子(ファシリテーションを行う帰国研修員と参加者)

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グループ討議の様子