在タイ日系旅行会社等向けD-HOPE体験モニターツアー(1DAY)の実施

2021年4月2日

2021年4月2日、当プロジェクトではJICAタイ事務所の民間連携チーム、CDDとの連携により、タイで取り組みが進むD-HOPEアプローチ活用によるコミュニティ・ベースド・ツーリズムの観光市場を在タイ日系旅行会社らと連携しながら開拓し、コミュニティ起業家らのプロモーションを強化していくための取り組みの一環として、在タイ日系旅行会社向けのD-HOPE体験プログラムモニターツアー(1DAY)を実施しました。

当日は、JTB(Thailand)LimitedやH.I.S.Tours Co.,Ltd.、タイ国日本人会ら5団体が参加し、チョンブリー県の漁村サレイ村で、郷土料理づくりなどの体験プログラムを体験しました。これまでタイの農山漁村部における地域コミュニティに根差したコミュニティ体験観光に関する日本語媒体による情報はほとんど見かけることはなく、なかなか旅行コンテンツとして多くの方々に対して発信される機会はありませんでした。

日本においても、ウィズコロナ社会の新たな観光モデルとして、遠出はせず地域コミュニティの小規模なエリア内で限定的な旅行を楽しむ「マイクロツーリズム」が注目され、地域経済、環境、地域コミュニティへの影響に配慮したサスティナブル・ツーリズムに対するニーズが急速に拡大しています。日タイの観光関係者が協力し合う今回の取り組みは、国際的な潮流となっているサスティナブル・ツーリズムを推進し、多様な農山漁村コミュニティを次世代へ継承していくため、コミュニティを土台とした同ツーリズムの日タイの連携をさらに強化していくきっかけとなると期待されています。

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地元の郷土料理づくり体験を提供する80歳のコミュニティ起業家

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郷土料理づくりを体験する日系旅行会社ツアー参加者

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刺繍体験に参加する日系旅行会社ツアー参加者

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コミュニティ起業家によるコミュニティ案内を聞くJICAタイ事務所森田所長ら

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地域で取り組むカニの資源保全について語る地元の漁師

【画像】集合写真(在タイ日系旅行会社参加者、JICA、CDD、コミュニティ起業家ら)