在タイ日系旅行会社向けのオンラインモニターツアー開催

2021年8月13日

2021年8月13日、当プロジェクトとJICAタイ事務所、内務省コミュニティ開発局(以下、CDD)は、スリン県ノンブア村のOTOP Nawatwithi(コミュニティ体験観光村)にて、在タイ日系旅行会社等向けのD-HOPEオンラインモニターツアーを開催しました。

当日、JICAタイ事務所の森田所長による開会挨拶では、「コロナ禍で大きなダメージを受けているタイの経済や観光産業に対して、JICAとしても、この困難な時期において、観光産業を共に推進するべく協力を深めている。また、本モニターツアーは、タイの地域コミュニティで頑張っているコミュニティ起業家と日本社会を結びつけるきっかけになるとともに、在タイ日系旅行会社と協力して、ウィズコロナ時代のタイの観光産業、特にコミュニティ体験観光の推進を加速させる取り組みとなるでしょう」との強いメッセージをいただきました。

ノンブア村のOTOP Nawatwhiti(コミュニティ体験観光村)のプログラムでは、観光客が象と共に生きる少数民族であるグイ族との生活文化体験を通じて学ぶことのできる機会となっています。本モニターツアーでは、同村のコミュニティ起業家ワンナさんとパラダさん(CDDスリン県事務所)が案内役を務め、スリン県観光推進協会の石丸久乃さんが通訳サポートを行い、日系旅行会社等の参加者から好評を博しました。

本モニターツアーは、コミュニティ起業家とOTOP Nawatwhiti(コミュニティ体験観光村)を日本社会に広め、また、在タイ日系旅行会社によるコミュニティ体験観光や地域コミュニティに根差したサスティナブル・ツーリズムをテーマとしたウィズコロナ時代の新たな旅行コンテンツを提供する機会となっています。こうした取り組みは、コロナ禍においてコミュニティ起業家が体験観光による収入を向上させていくための機会となるでしょう。

【画像】

森田所長(JICAタイ事務所)による開会挨拶

【画像】

案内役を務めるコミュニティ起業家、CDD職員、スリン県観光推進協会職員ら

【画像】

ツアー概要を説明する尾崎専門家

【画像】

コミュニティ起業家によるオンライン体験の様子

【画像】

集合写真(ノンブア村のコミュニティ起業家ら)

【画像】

現地コーディネート、通訳サポート役のスリン県観光推進協会の石丸氏