SophiaGEDとのコラボによるオンラインスタディツアープログラム

2021年9月20日

タイ内務省コミュニティ開発局(以下、CDD)と、Sophia Global Education and Discovery Co., Ltd.、当プロジェクトの連携のもと、オンラインスタディツアー「タイの経済開発と地域研究(8月、9月、各2日間計2回)が実施されました。このプログラムは、日本の千葉大学とタイのマヒドン大学の大学生を対象とし、開催されました。
8月、9月ともに、1日目には実施機関(中央レベル)によるオンライン講義としてCDD計画課国際関係ユニットのパロップ課長が登壇しCDDの取り組み紹介、当プロジェクトの背景や実践について講義を行いました。また、当プロジェクトの尾崎専門家は、4年間の当プロジェクトの実施成果、首都以外の全76県に広がる当アプローチの実施状況、コロナ禍におけるオンラインを通じたプロモーション活動について講義を行いました。

2日目には実施機関(コミュニティレベル)としてCDDサムットプラカン県事務所のスカンダ所長によるオンライン講義を行い、サムットプラカン県で当アプローチを導入したOTOP Nawatwhiti(コミュニティ体験観光村)の実施状況や各コミュニティでの体験プログラムの紹介等を行いました。
また、同県バーンカイ-村のコミュニティ起業家パイリン氏による体験プログラム実習では、当プロジェクトで実施した日本でのD-HOPE研修の帰国研修員であるパチャリン氏(現同県バーンボー郡事務所長)のサポートのもと、コロナ禍で現地訪問できない日本とタイの大学生ら48名に向けてオンライン体験を提供しました。このプログラムでは体験材料を日本へ事前に郵送し、コミュニティ起業家と一緒にタイ伝統の切り紙細工「プワーン・マホート」をオンライン上で実際に作る挑戦を行い、まるで現地にいる感覚を共有することができました。

コロナ禍で外部からの観光客を受け入れることができないコミュニティ起業家らにとって、こうしたオンラインを活用した体験プログラムを提供することは、収入向上につながるとともに、彼らの内側にある希望の光を灯し続けるための貴重な機会となっています。改めて、こうした連携を生み出すために尽力いただいたSophia Global Education and Discovery Co., Ltd.の皆様に感謝を申し上げます。

【画像】

オンライン講義を行うスカンダ所長

【画像】

オンライン体験の様子

【画像】

オンライン体験の様子

【画像】

完成した紙細工と共に

【画像】集合写真(自分で作った紙細工作品を掲げる日本とタイの大学生ら)