第1回 合同調整委員会が開催されました。

2019年6月4日

2019年5月31日にバンコク都庁において、第1回合同調整委員会(JCC)が開催されました。JCCは日本・タイ両サイドの関係機関から成る最高意思決定機関であり、プロジェクトに関する事項の協議及び確認を行います。
プロジェクト始動後初めての開催となった今回は、タイ側主要実施機関であるバンコク都(Bangkok Metropolitan Administration, BMA)のSompong副事務次官、タイ王国警察首都圏警察本部(Metropolitan Police Bureau, Royal Thai Police, RTP)のJirusunt警視副総監、および、JICAタイ事務所の宮崎所長によるオープニングスピーチが行われ、本プロジェクトに対する高い期待が述べられました。
会議では、BMA交通運輸局(Traffic and Transportation Department)や、RTP交通警察、およびその他タイ国関係政府機関、JICA、専門家チームを含むプロジェクト関係者が一堂に会し、以下の内容に関する発表と議論が行われました。
・プロジェクトの背景、上位目標とプロジェクト目標
・期待される成果とそれに向けた活動
・プロジェクト対象地域
・プロジェクト実施体制
・実施スケジュール
最後には、全体のワークプラン、面的交通管制(ATC)システムを導入するパイロットプロジェクトの対象地域とコントロールセンターの設置位置、BMAとRTPの役割分担と、プロジェクトチームメンバーが承認されました。またプロジェクトの愛称が「BATCP」に決まり、今後この名のもとプロジェクトを進めていくこととなりました。今後も半年に1回程度のペースでJCCを開催する予定です。

【画像】

第1回JCC会議

【画像】

オープニングスピーチ
(左から、タイ王国警察 首都圏警察本部 Jirusunt警視副総監、バンコク都 Sompong副事務次官、JICAタイ事務所 宮崎所長)

【画像】

CPのプロジェクトチームの主要メンバー
右端:バンコク都 交通運輸局 交通システムデザイン課 課長 Thosapol氏
右から二番目:タイ王国警察 首都圏警察本部 交通警察 副司令官 Chumphon氏)