路側機器の稼働状況の現地確認調査の実施

2022年3月17日

昨年からパイロットプロジェクト地域におけるATCシステム構築に向けた機材の設置が進められており、すでに、信号制御器、超音波式車両感知器や画像式車両感知器の設置は、工事請負業者によって完了しています。

2022年3月9日、バンコク都(Bangkok Metropolitan Administration, BMA)と日本人専門家チームは、工事請負業者とともに、路側装置の領収検査を、パイロットプロジェクト内にあるT字交差点である、Phaholyothin通りのSoi2交差点で実施しました。具体的には、路側装置の電源システム、GPSからの時刻の受信、感応制御動作の確認、CCTVの動画処理、超音波式車両感知器の動作について、適切に機能しているかの確認を行いました。なお、これらの路側装置は、まだ、光ファイバーケーブルネットワークに接続されていないため、管制センターとは独立した運用となっています。

検査の結果、全ての路側装置は想定通り機能していることがわかりました。次回の受入検査は、BMAの交通運輸局(Traffic and Transport Department)に設置される管制センターのATCシステムの機能の確認を予定しています。

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本プロジェクトで新たに設置した信号制御装置(右側)の動作の確認

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当日は、インターネットに接続し、日本にいる専門家がオンラインで検査に参加

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超音波検知機による車両検知状況を確認

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画像式感知器による車両検知状況を画面上で確認

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青信号の異常表示検知と閃光動作テストの実施

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BMAの交通信号課のチーフであるChakrapong TIENPITAK氏とメンバーが検査に参加