交通シミュレーション発表会

2020年12月23日

2020年12月23日、タイと日本の大学生が交通シミュレーションを使った研究発表をオンラインで行いました。本発表会は11月に行われたオンラインセミナーの続編であり、前回の課題に対して、香川大、中部大、アジア工科大学院(AIT)、カセサート大、チェンマイ大学の大学院生たちが、各自の研究計画を発表し、各大学の教員によるレビューを行いました。前回同様、香川大創造工学部の紀伊雅敦教授とカセサート大土木学部のVarameth Vichiensan准教授が進行を行い、計17人が参加しました。短期間でまとめた発表内容は、時事問題をタイムリーに反映しており、レビュー会で高く評価されました。例えば、アジア工科大学院(AIT)は、プーケットで津波が発生した場合、避難時にどのような交通渋滞が発生するのかシミュレーションを行い、チェンマイ大学はチェンマイにおけるCOVID-19発生前と発生後の交通需要分析の発表しました。本プロジェクトメンバーとして、タイから中部大へ留学しているWitsarut Achariyaviriya氏は、時間効率だけを重視した生活様式から、新しいワークライフバランスを保った生活様式、つまりQuality of Life(QOL)の向上を意識したフレキシブルな生活様式が、どのように交通渋滞低減に資するのか発表しました。

【画像】AITの津波避難時のシミュレーション

【画像】チェンマイ大のCOVID前後の傾向分析

【画像】中部大Witsarut氏の発表

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カセサート大Varameth先生からコメント