土地利用と交通統合シミュレーションモデルの実践

2021年3月18日

2021年3月18日、土地利用と交通統合シミュレーションモデルのSILO(Simple Integrated Land-Use Orchestrator)とMATSim(Multi-Agent Transport Simulation)を使った実践研修が、香川大・カセサート大・ミュンヘン工科大を繋ぎオンライン開催されました。本プロジェクトは、バンコクの数十年先の人口や交通需要の変化を推計するために、これらコンピュータモデルを活用しています。研修は、ミュンヘン工科大学のDr. Rolf Moeckel教授がSILOの概要を紹介し、続いて同大学のDr Carlos Llorca Garciaが詳細の方法論を解説しました。また、2015年から2050年までのバンコク都の土地利用シミュレーション事例が紹介されました。本モデルをバンコクで応用しているカセサート大のDr.Varameth Vichiensanと、彼の研究室でモデル構築に取り組んでいる研究者たちが、質問を投げかけました。今後、カセサート大学は本モデルに更なるデータを入力し、バンコク都における土地利用と交通統合シミュレーションモデルを構築していきます。

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Dr. Rolf Moeckel教授の講義

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Dr Carlos Llorca Garciaの講義

【画像】カセサート大の受講者たち